私は以前、病院で労務と経理の仕事に携わっていました。
個人の病院だったので、院長先生との距離が近く、私達事務方の仕事は院長室の隣の部屋で行っていました。また個人病院と言うことで、就業人数も少なく院長先生と直接会話をすることはかなり多いような状態でした。その院長先生は60代半ばの男性の医師です。
働き始めた当初は優しかったのですが、1年を過ぎてくるとどんどん扱いが悪くなり、少しずつ暴言などを吐かれるようになりました。他にも私のミスではないものを、私のミスという風に取引業者に伝えたりなど、嫌なことをされていました。
院長は少しでも自分の思い通りにならないと怒るようなタイプでした。さらに、他の職員から言われた腹の立つことを、私に八つ当たりなどしてくるような人間です。わざわざ休みの日に電話までしてきて言われることさえありました。
そのような状態が半年以上続いた頃に、私の頭に円形脱毛症が出来ているのを発見しました。その時にもう限界なのだと思い、会社を退職することを決めました。
本来、パワハラ対策などについて考えなければならない立場の人間がこのようにパワハラに合うこともあるのだなと思いました。
他にも長く働いている労務の相談窓口の人もいましたもいましたが、院長はああいった人だから・・・といった感じでパワハラについては触れようともせず諦めている様子でした。